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注意欠如・多動症(ADHD)

ADHDとは

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多動、衝動性は傍目には分かりやすいのですが、本質は不注意です。①時間が守れない時間障害や、②最後までやと遂げられず途中でとっちらかってしまう実効機能障害(遂行機能障害)、③楽しみに待ったりがまんして待つことが出来ない遅延報酬障害といった症状が強く、獲得した知的能力でカバー出来ないと、職場や学校、家庭における日常生活に支障をきたしてしまいます。この状態をADHD(注意欠如・多動症)と言います。

①②③が組み合わさって、不注意、多動、衝動性というADHDの3つの行動パターンを生みだします。不注意とは、物をなくす、忘れ物が多い、人の話を一定時間集中して聞けないといったことです。多動とは、じっとしていられない、動き回る、しゃべりすぎるといったことです。衝動性ですが、これは予測や考えなしに思いつきで行動してしまう、相手の話を待てないといったことを意味します。

現在のところ原因は多要因であると想定されていますが、脳機能としてはワーキングメモリの管理と利用の障害と見做されております。丁度PCでどんなにCPUやSSDの性能が良くてもメモリ不足だとソフトがスムーズに動かなくなりフリーズする状態と同じと考えられています。神経伝達物質のノルアドレナリンの不足や調節が関係していると考えられよく効く薬が開発され12年を過ぎました。当時治療を始めた小学生の多くが大人になりましたが5年くらい服薬して脳のトレーニングが出来、成人前に一旦服薬終了になった方も多いです(もちろん重症で飲み続けている方もいます)。

薬物療法としては、脳を刺激する治療薬や神経伝達を調整する薬が用いられます。これは脳内で不足されているとされるメチルフェニデート(コンサータ)やアトモキセチン(ストラテラ)は神経伝達物質のノルアドレナリンやドーパミンの量を増やすとされ、グアンファシン(インチュニブ)は神経伝達を効率改善する効果があるとされます。

ADHDは子どもによく見られますが、ワーキングメモリは子ども時代小さく、成長と伴に大きくなるので、1/4位の人は18歳を過ぎる頃には自然に治りますので薬物療法をしないという選択肢があります。10年前まではこちらが主流でした。逆に言えば、3/4の人は高校受験・大学受験・就職・恋愛などがストレスとなって結果が出せなかったり、うつなどの二次障害になって苦しみます。

バブル崩壊後仕事の達成度や生産性が求められるようになったため、最近は成人でもこのような診断を受ける方が増えてきています。
大人のADHDの症状としては、じっとしていられない、動き回るといったことはありませんが、注意力散漫による仕事のミスが多い、約束や時間を守れないといったことがよく見受けられます。これらは本人の自覚によるところが大きいです。「上手く言えないのだけれど他の人と自分がちょっと違う」と感じるのであれば、まずご相談ください。検査を含め確認致します。

治療について

幼児期にADHDと診断されると、多くの場合、まず親の養育力を上げる工夫として、ペアレントトレーニングと環境調整の心理教育を行います。就学後、学校で困難を覚える場合、不適切な行動を減らし適切な行動が出るように、行動変容を促進するための認知行動療法と薬物療法を行います。

行動変容の促進については、勉強などに集中する必要がある際は、遊び道具を片づける、テレビを消すなど、集中を妨げる刺激をできるだけ周囲からなくすようにします。また、集中する時間は短めに、一度にこなす量は少なめに設定し、休憩をとるタイミングをあらかじめ決めておくのも効果的と言われています。基本は大人のADHDの場合も一緒です。

院長
小川 恵(おがわ さとし)
診療科目
児童精神科、精神科、心療内科
電話
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