東京都中央区日本橋馬喰町1-6-1
JU SKYTOWER日本橋 4階
03-3662-4970

院長紹介

ご挨拶

院長 小川 恵

子どもと大人の発達障がいを専門とするクリニックを日本橋馬喰町に開院して2年が過ぎ、クリニックの方向性も定まって参りました。ご利用くださっている皆様に感謝致します。

当クリニックは、子どもたちが園や学校で抱える様々な困難を軽くすること、親が抱く児童思春期の子育ちの悩みや不安を共に考えることを目指します。
言葉になりにくい部分を理解し、親として子どもにかける言葉、子の言葉を受けとめる力を育むことがこころの育ちでは大切と考えます。

親子関係での悩み、学校での困難や学習でのつまずきなど、今の困難を主訴と言います。問診票を踏まえた初診面接で基本的には診断がつき、主訴の原因がほぼ明らかになるから治療の方向性も定められます。診断を客観的にしたり、更に明確化するために、補助的に心理検査を用いる場合があります。ですから、心理検査だけの受診は承っておりません。また、通常の治療だけでは不足すると考えた場合、カウンセリングをはじめとする各種の心理的支援を提案する場合があります。
「みんな違ってみんな良い」育ちの環境を実現するために、こころの育ちを抱える学校や地域の関係者との連携も意識して取り組み続けたいと思います。

今後もよろしくお願いいたします。

2022年4月1日
こころの育ちクリニック 院長 小川 恵

院長の考え方

精神科医になってからの30数年を振り返りながら、クリニックの名前を決めたいきさつをお伝えします。

私が神戸大学で研修医となった頃は、統合失調症とうつ病が精神医療の主流でした。東京へ移り、バブル崩壊後、共働き家庭で夫の協力が得られず睡眠時間を削って仕事と育児に頑張りながらうつになった母親を診る機会が増えました。
今なら「ワンオペ育児」とその問題を指摘出来ますが、「家事と育児は女の仕事」「母以外に育児は出来ない」と思い込まれていた当時、誰もその状況を問題視しておりませんでした。

次第にうつ病の母親達の子どもが学校で起こす不適応を診る機会が増え、小中学生中心の外来となりました。子どもの健やかな育ちが損なわれた状態や、子どもを支える家庭環境への関心が増し、病気の原因探しをする精神病理学から離れました。育ちの中で発達障害傾向が明確化し、精神障害にもなって行くと考えるようになりました。
発達心理学から精神医学を見直しだした時期、大学院でスクールカウンセラー・臨床心理士養成の仕事に誘われました。大学教員と病院での外来とをしながら20年になります。自分なりにこころとからだの健やかな育ちを説明できるようになりました。親子の関係性の理解も大切です。幼児の診察で、親が子どもの理解を深めることで養育力が増すことを重視して、親子一緒の診察をすることを基本にしております。

大学教員として臨床心理士・公認心理師の養成に携わった20年を振り返ると、スクールカウンセラーを目指す大学院生に教える内容は、思春期の神経症と子どものうつと初期の統合失調症の治療から、学校でのつまずきとして現れる発達障がいや診断基準以下の特性(性格)がもたらす困難への支援へと大きく変わりました。
特に現在、子どもの1/10人は何らかの発達症やその特性で苦しみます。それを医学的な障がいとして捉えること自体に無理があります。そういう意味ではASDをASと呼ぶ、あるいはADHDをADHと呼ぶように、障がいではなく発達特性として捉える視点は今後拡大すると思います。グレーゾーンと呼ばれる状態は正しくは診断閾値下と呼びますが、閾値下で軽度ではあっても、成長する上で抱えた困難は継続し、周囲に揉まれて育って行きます。その際、親が旧い重い障害のイメージに縛られていると、子どもの障がいを否定するあまり、目の前のわが子が日々抱える困難を見落として否定したり、こどもの現実を受け容れにくくしてしまうケースがあります。困難場面で励まし、支えて貰えないと子どもは自信を喪失します。失敗体験を重ね続けると、「どうせやってもダメだからやらない」「やると良くないことになるからやらない方がマシだ」とマイナス思考から回避が定着してしまい、困難を乗り越える力を失ってゆきます。ここから子どもの不安障害が生じ、思春期以降のうつ病へとつながって行きます。このように精神障害へと発展する経過を考えると、親の障がい理解が変わり、子どもの発達症を今の成長課題と前向きに捉えて、子どもの対処能力を上げるよう取り組むことが、発達の課題を抱えた子の健やかな育ちでは大切と思います。
障がいだからお薬を飲むのではありません。今の困難を軽減したり、解決できるようにする力を育むために飲むのです。また、多くの場合、薬は一生飲み続けるものでもありません。もちろん、特別支援学校通学するような重度の衝動制御の障害を持つような場合は別ですが、発達症としては少数派です。多くの発達症の子は通常級で過ごします。その場合、就学前の療育がそうであったように、お薬は成長を加速し追い付かせるための一支援方法だと思います。軽症の子どもの場合、親子の波長合わせが出来れば治療後3-5年で同年齢の子どもに追いついて行きます。子ども自身が前向きな主体性を獲得し、日々の成長課題をそれまでの体験から判断し乗り切っていけるようになれば、診察で話しあって、一旦減薬してて止めることを試しながら、服薬終了を決める時期が来ます。

21世紀になってからは、外来の対象となる子どもの年齢が一段と下がりました。下は幼稚園児から診ております。その理由は家族がよりカプセル化した社会での子育てのあり方の変化だと思っております。子どもが大人になるためには、家庭と園・学校という2つの社会で体験し学ぶ必要があります。外来で親と連携を取るだけでは解決できない課題に出会い、学校との連携を図ることが増えました。
また、それを受けて下さる学校や教員との出会いにも恵まれました。病院で受診患者を待つというスタイルから、学校や地域の講習会の講師などを引き受け、訪問を繰り返す中で、地域での繋がりも広がりました。気がつけば子ども支援センターや発達センター、児童養護施設や児童相談所などでも働くようになりました。その過程で、子どもたちがありのままで育つことを保障しようという福祉の視点を大切に思うようになりました。

最後になりますが、子どもの福祉(ありのままの幸せ)を保障したいです。
それを医療で実現するために、『子どもの権利条約』を大切に思っております。

略歴

① 医療

  • 群馬大学医学部卒業後神戸大学医学部精神神経科学教室入局
  • 東京都調布市青木病院で精神科医として勤務
  • 2019年10月 こころの育ちクリニック開院

② 教育および教育臨床歴

  • 元淑徳大学総合福祉学部教授・淑徳大学大学院附属心理臨床センター長
  • 千葉県教育庁総合教育相談センター嘱託
  • 浦安市発達センター嘱託
  • 元岩手県心のサポート・スーパーバイザー

③ 子ども福祉

  • 児童養護施設聖友学園・品川景徳学園精神科嘱託医
  • 千葉市児童相談所精神科嘱託医

資格

  • 精神保健指定医
  • 日本精神神経学会認定 精神科専門医・指導医
  • 産業医
  • 日本臨床心理士資格認定協会認定 臨床心理士
  • 公認心理師

ほか

所属学会

  • 精神神経学会
  • 心理臨床学会

ほか

院長
小川 恵(おがわ さとし)
診療科目
児童精神科、精神科、心療内科
電話
03-3662-4970
住所
〒103-0002 東京都中央区日本橋馬喰町1-6-1
JU SKYTOWER日本橋 4階
契約駐車場はありません
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●:土曜日は9:00~14:45まで
休診日:月曜、日曜、祝日
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